海外で不当なチップを要求された話

taxi チップの強請 

私は20年前までは、電機メーカーで工場の設計部に所属していました。その当時海外出張が頻繁にありましたが、今も悔しいのが、チップをゆすり取られた事です。そんな苦々しい思い出を二つばかりご披露します。 

海外でのチップゆすり

[その1]

今から約40年前、フィリピン経由でインドネシアに出張した時のこと、フィリピンで同じ工場の試験員から、測定器をインドネシアにハンドキャリーするよう依頼された。

フィリピンのマニラ空港で、少々重量オーバーするかなあと思った。出国カウンターの検査台でトランクを開けさせられたが、検査官から通ってよいと言われたので、しめしめと思って搭乗ロビーに座っていた。

搭乗時刻が迫った頃に、制服を着た先ほどの検査官が近寄ってきて、「君は重量オーバーを知っているだろう?私にいくらチップをくれるのか?もし嫌なら、今から出国検査カウンターに戻ってもらうよ。」と言ってきた。

やっぱりなあと思って、重量オーバーの金額を暗算して、その1/3(40ドルだったと思う)位の金額を言ったら、ちょっと考えてから、「OK」と言って握手してきて、「この次に来た時に、もしトラブルがあったら私が解決してあげる。」と言って、40ドルをポケットに突っ込んで戻って行った。

後で考えて、10ドルから交渉しても良かったかと悔しく思ったが、搭乗帰国間際に押し掛けてくる技巧さに圧倒されてしまった。やはり航空会社の窓口で、あらかじめきちっと手続きしておいた方が安心だったのになあと反省した次第である。

[その2] 

きちっとしておいても問題が起こることも経験した。約20年前にインドへ出張した時、インドのとある地方空港に着く深夜便を降りて、目的地のバンガロールのホテルへタクシーで移動せざるを得なくなった。

この頃「インドのタクシーは雲助ドライバーばかりだから、到着した空港のオーソライズドタクシーの受付カウンターで、チップも含めてタクシー代を支払って、タクシーの車番号を聞いて、その車を利用しなさい。」と忠告されていたので、そういう手続きをしてタクシーに乗り込んだ。

当時空港外に街灯が少なく、町は真っ暗で、肌の色も真っ黒で、目玉だけがぎょろぎょろしたドライバーとその助手を見て、とても薄気味悪かった。案の定全行程2時間ほどの内、30分ほど走った暗がりの道路上で。「ところでチップはいくらくれるか?」と言いだした。

空港では既に支払ってあると言ったが受け付けないので、運賃の10%程の30ドルと言ったら、運転手は「OK」と言ったが、助手が俺にも同じだけくれと言いだした。いろいろ押し問答したが、埒が明かないので、空港に戻ってくれと言ったら、運転手が助手に「もうこの辺でやめておけ」と言ったので、この話はこれまでとなった。

この時、相手は二人組、こちらも幸い部下と二人だったので、何かあっても渡り合えるだろうと少々強気に出たので、この程度で済んだ。いくらオーソライズドタクシーで安全だと言ってもこの程度であり、深夜にタクシーで長時間移動することはやめた方がよいと言うのが、この時の反省である。

執筆者: 海外支援G 岩田 浩一

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